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執筆者の写真恒希 長谷川

日本舞踊の稽古過程①

更新日:2021年10月14日

今年の7月から、月に2回、花柳流の師匠に日本舞踊の稽古をつけて頂いている。

その過程を残していく。

誰に宛てるわけでもないので、特にブログ更新した旨はSNS等にアップしない。よっぽど変なマニアの方だけはこうして見られるようになっているが。

自分は自分のために書いて、それをこっそり楽しんでいるごくわずかな人がいればいいと思う。

まず、なぜ舞踊なのか、なぜ舞踊の稽古を始めたかと言えば、身体が全く思うように動かないことにイライラし始めたからである。

元々は漫才がしたかった自分にとって、身体を器用に動かそうなどという発想とまるで無縁だったのだが、芝居を始めてみると、身体が動かないと通用しないことが多い。


そして何人もの役者が集まった舞台でそういう身体表現を求められるシーンからはうまーく外されるようなこともしばしば。

特にひとり芝居において、身体表現を加えてみようと思い習ってみることにした。 おもしろいネタというのは、やはり身体もおもしろい動きをする。 身体を綺麗に操れるようになりたいというのが出発点。

そういう意味で言えば別にダンスでもなんでもいいので、

ダンス教室へ何度か通ってみたこともあるのだが、なにせリズムに乗って身体を動かすということがまったく理解できない。


たくさんの生徒がいるのでひとりひとりにジックリ構っている暇はない。そうすると、周りの練習をピタッと止めてしまうのである。


服を買いにいくためにも服が必要なように、練習をするための練習が必要な状態なのである。

初心者はみんなそんなもんだよと思う方もいるだろうが、そんなもんではない。


脚と腕を同時に別々に動かすということがまったくできないのだから。頭の中がこんがらがって泣きわめきたくなるのです。


ということで、ダンス教室は3~4件の体験レッスンにまわった末に却下。スピードというかリズムが速すぎるし、ダンスを熱心にやっている人たちとはそもそも性格が合わない。

これは偏見と決めつけです。ですが、あんなに黒いジャージを着て臍を出しながら髪を振り乱して踊る女の子や、

肩と腰をコレデモカとグワングワン回して踊る男たちが僕と合うわけがないと思ってしまうのです。


そんな中、俳優の鈴木亮平さんが、若いころやっておけばよかったという後悔のひとつとして、「日本舞踊の稽古」を挙げていた。なるほど、日本舞踊。


”あのくらいのスローなリズムならいけそうだナ”。

そして僕に合わなさそうな過剰な男女もいないであろう。


早速教室的な環境を探してみる。すると、早速発見。


飛び込んでみると、穏やかで上品な先生と熱心に稽古をするご年配の女性。これは一生懸命頑張れば必ず自分の身になりそうだ、ということで、すぐに稽古をつけていただくことに決めた。


肝心の稽古は、、というと、これはどうだったのか。それについてはまた後日。書くのに疲れた。

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